2017年7月19日水曜日

◇今日は丹生地域へ。


今日は滋賀県長浜市で丹生ダム建設が予定されていた丹生地域へ。
丹生ダム建設事業は昭和43年の予備調査から始まります。当時、地域の住民の皆さんは下流域の人々の命を守るためのダムになるとの国の説明を重く受け止め、苦渋の決断をされました。その後、ダムを前提とした様々な夢が語られてきましたが、最終的にはダム本体工事には着手されず、昨年7月に事業中止に。つまり、丹生地域の住民の皆さんは二度にわたる苦渋の決断を強いられたわけです。
昨年10月、半世紀近くにわたってご苦労をされてきた丹生ダム対策委員会の丹生委員長はじめ地元住民の代表の皆様、長浜市長、粉川県代表や地元公明党市議らとともに石井国土交通大臣にダム中止にかわる地域振興策について要請に行きました。その際、石井大臣から国の責任でしっかり取り組む旨お約束いただきました。私も「必ず現場にいかせていただきます」とお約束させていただきました。
今日はそのお約束を果たすために中村県議と東、鉾山市議とともに現地へ。ダム事業にかわる治水対策や地域振興に欠かせない道路整備、集落跡地など視察させていただきました。
丹生ダム建設事業の中止に伴う地域整備協議会では、この四月に第一弾として地域整備実施計画が取りまとめました。これらを着実に、目に見える形で実施していくことが重要です。また、視察の中でこの事業に命をかけてこられた方々の中にはお亡くなりになった方もおられるといった話も伺いました。スピード感を持って取り組んでもらいたいと市長から強い要請がありました。
こうして現場に来た国会議員は市長曰く初めてと。県会議員、市会議員としっかり連携し、地域に寄り添いながら引き続きしっかり取り組んで参ります。
丹生ダム対策委員会の皆様、市長はじめ長浜市の皆様、滋賀県・近畿整備局の皆様、水資源機構の皆様、暑い中、本当にありがとうございました。心より厚く御礼申し上げます。